学校法人盈進学園 盈進中学高等学校

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2018年度入試制度変更に対する考え方

はじめに

急速に進む国際化・グローバル化の波は、最早、避けて通る事はできません。加えて、AI(人工知能)の能力は、近い将来人間の知能を超えると予想されています。
このような状況下で、日本政府や財界・経済界は、従来型の教育だと、日本そのものが「世界から取り残される」と判断し、社会の変化に対応できる教育を展開する必要から、「思考力・判断力・表現力」を育む教育と、英語力の徹底強化を全面に打ち出しました。これが、大学入試制度改革が行われる背景です。

盈進の建学の精神は「実学の体得」。盈進教育の根幹は、「いかなる時代であっても社会に貢献する人を育てる」ための教育であり、それは、1904年の創立以来、いまも色あせることはありません。盈進中学校は、このように激変する社会と世界に対応できる人材を育成するため、そして、地域と国際社会に貢献できる人材を育成するために、「生徒たちが自ら学びたいこと」を全力でサポートし、より質の高い「思考力・判断力・表現力」を育みます。特に、英語力育成と異文化理解のための教育内容については、地域のトップをめざします。そして、「社会適応力」と「学力向上」について、より多様で、より高い、ワンランク上のレベルの目標を掲げ、それに向かって努力する生徒たちを全力で応援します。「生徒たちは未来からの留学生」です。盈進教育でたくましく育て、未来へ送り返します。

以上の考えに基づき、2018年度入試から新たに「パイオニアコース」を立ち上げ、募集形態を2コース制に変更します。

この制度改革に向けて、何度も熱い議論を戦わせてきました。常に、確認してきた事は、「いかなる制度を導入しても、いま、目の前にいる生徒(在校生)の学校満足度を上げ、学力向上を実現しなければ、まさに羊頭狗肉になる」ということでした。制度改革は、さらにワンランク上をめざすための衣替えであり、ターニングポイントに過ぎません。

大前提は、さらに在校生の教育レベルをあげる「日常の教育」が問われているということです。そのためには、礼儀や規律を含めた学習環境や授業内容の変革、学級集団や学年集団づくりなど、全教職員が、教育内容の全領域(授業、行事、クラブ活動等々)で力を合わせて、知恵を出し合い、生徒と共に、生徒から学び、常に謙虚でありたいと願っています。何より、われわれ自身が、時代を読み抜き、社会の要請に応えられるよう、意識と行動における「自らの変革」を求められています。以上を確認します。

1. 募集コースと定員

「パイオニアコース」 募集人員:40人

目標進路は、 医歯薬、難関国公立(広島大、岡山大を含む)、難関私立大(早慶上理ICU、GMARCH、関関同立)です。

  • 中学3年生1学期:英語検定(英検)「準2級」取得を目標とします。
  • 高校1年生修了時:英語検定(英検)「2級」取得を目標とします。

「チャレンジャーコース」 募集人員:120人

目標進路は、 国公立大、私立大(GMARCH、関関同立、産近甲龍、広島修道、その他)です。

  • 中学3年生修了時:英語検定(英検)「準2級」取得を目標とします。
  • 高校2年生修了時:英語検定(英検)「2級」取得を目標とします。
早慶上理ICU
早稲田大、慶應義塾大、上智大、東京理科大、ICU(国際基督教大)
GMARCH
学習院大、明治大、青山学院大、立教大、中央大、法政大
関関同立
関西学院大、関西大、同志社大、立命館大
産近甲龍
京都産業大、近畿大、甲南大、龍谷大
  • 2コースともに専願・併願があります。
  • 第1志望を「パイオニアコース」、第2志望を「チャレンジャーコース」として出願できます。
    「パイオニアコース」の合格点に達しなかった場合は、「チャレンジャーコース」の合格点で合否を判定します。
  • 2コースともに原則、3年間同じコースです。
    (ただし入学後本人と保護者の強い要望で違うコースを希望する場合は、審査により校長が決定します)
  • 教科書や授業、定期試験の内容
    教科書は2コースとも同じ。参考書・問題集はコース別。定期試験問題もコース別。

2. 受験科目と配点および方法(入試問題は2コース共通です)

[学科試験]専願も併願も4教科受験です。
算:100(50分)、国:100(50分)、社:100(50分)、理:100(50分) 計400点満点
[面接]専願志願者のみ,面接を行います。(併願志願者には行いません)

3. コースの特徴

パイオニアコース

近辺中学校の、いわゆる「特進コース」にはない盈進独特の教育内容です。

(1)「社会適応力」育成のために
①ベースは、体と心を鍛えること

盈進学園校訓6ヶ条・第1条「身体を健全にし、志気を遠大にして常に進取を図るべし」とあります。まさに、「健全な精神は、健全な肉体に宿る」のです。このコースに求める「社会適応力」と「学力向上」のためには、何よりも、ベースとなる体と心を鍛えることです。中高一貫体制で先輩から学び、自らも成長することを基本とするクラブ活動への原則参加と、様々な行事や授業を通して集団生活の意味や規律、姿勢の正しさを求めます。

②ボランティア(生き方を学ぶ)活動の義務化

ひとを思いやる、ひとの痛みがわかる生徒になるために、年間数回のボランティア活動を義務づけ、社会貢献の心を育みます。

③「ホンモノ講座」

中学校1年生から「ホンモノ講座」を設け、「学習する意味」(なぜ学ぶのか)「生きる意味」「働く意味」を体感し、早期に目標・目的を明確にします。(例:1年時から「地域医療と福祉」「AIの役割と可能性」「国際ボランティア」「マスメディアと現代」「未来の車作り」「広大・岡大などの大学訪問」など)

(2)「学力向上」
① 週1回(月曜8限目)の「演習」

1年生入学後、大運動会を経験します。学校に慣れてきた5月の中間試験終了後から、週1回(月曜8限目)の「演習」(英語・数学・国語・英検対策)を実施します。

②「合宿勉強会」

長期休暇における「合宿勉強会」(校内あるいは校外施設を利用して2泊~4泊)と定期試験前の「集中学習会」(土曜日に8時間学習)を実施します。

③ ワンランクレベルの高い参考書、問題集

参考書、問題集においてチャレンジコースよりもワンランクレベルの高いものを使用します。定期試験もレベルは高くなります。

④ 難易度の高い課題(宿題)

課題(宿題)は、基礎基本を外すことなく、難易度を高めます。

⑤ 英語授業は、4技能重視:英語での授業展開

英語は、「読む・聞く・話す・書く」の4技能をバランス良く伸ばします。そのために、授業に「ラウンド制」を取り入れ、ネイティブ教員も含めた英語での授業展開を基本とします。
外部試験である「英検」は、昨今の大学入試改革の目玉であり、授業にも恒常的に反映し、中学校3年1学期に「準2級」取得をめざします。

⑥ 英語強化のための学習プログラムは原則、全員受講
  • 24 hour English(校内外で学習や体験プログラムをEnglish only 1泊2日で実施)
  • 英語ガイド(ホロコースト記念館や鞆の浦など)
  • 京都外国語大学(教育提携校)との連携事業(外大による出前授業など)
  • ※「English tour in Kyoto」は、これまでの1泊2日を、2泊3日とし、京都大学への訪問も実施します。
⑦ ICTの活用

2018年からの新校舎が誕生により、すべての学習環境にICTの活用が可能となります。

「パイオニアコース」「チャレンジャーコース」ともに行うこと

(1) 盈進オリジナルの「ひとづくり3教科」

盈進中学校再開(1992年)以来、独自の「豊かな言語力」を育んできた「読書科」(国語科から独立した教科)を中心として、「にんげん科」「創作科」の「ひとづくり3教科」で、成長期に必要な感性を磨き、これからの社会に求められる「思考力・判断力・表現力」を育み、たくましく成長させます。

(2) 英検:全員受験(原則、年3回)

英語教育における、「英検」を軸にした上位級取得のための取り組みは、学校総体としての確認事項であり、全学年に原則「全員受験(年3回)」、「英検フェスタ」(1週間~10日、朝20分間の英検学習)を実施し、特に1年生には丁寧に時間をかけて対応します。

(3) ボランティア活動の義務化

ひとを思いやる、ひとの痛みがわかる生徒になるために、年間数回のボランティア活動を義務づけ、社会貢献の心を育みます。

(4) 「ホンモノ講座」

中学校1年生から「ホンモノ講座」を設け、「学習する意味」(なぜ学ぶのか)「生きる意味」「働く意味」を体感し、早期に目標・目的を明確にします。(例:1年時から「地域医療と福 祉」「AIの役割と可能性」「国際ボランティア」「マスメディアと現代」「未来の車作り」「広大・岡大などの大学訪問」など)

(5) 短期語学留学制度

教育協定校である「沖縄尚学高等学校附属中学校」との連携で短期留学制度を導入します。
「パイオニアコース」(P)「チャレンジャーコース」(C)の6年間
中学:2コース:(CからPへ、PからCへ、希望と成績で移動が可能)
「パイオニア(P)」医歯薬、難関国公立(広大、岡大含む)、難関私大
「チャレンジャー(C)」国公立大、私大(上位)      


高校1年:4コース(高校進学時、成績によるPとCの移動があります)
「パイオニア(P)」医歯薬、難関国公立(広大、岡大含む)、難関私大
「チャレンジャー(C)」国公立大、私大(上位)
「特進」難関国公立大、難関私大 :「特進(従来イメージ)」
「進学(仮)」国公立大、私大 :「進学(従来イメージ)」


高校2年3コース(高校2年次より、理系、文系に分かれます)
「パイオニア(P)」医歯薬、難関国公立(広大、岡大含む)、難関私大
+【2021年 「特進(高校からの入学者)」の上位者(10人程度)】
「チャレンジャー(C)」国公立大、私大(上位)
+【2021年 「特進(高校からの入学者)」の「パイオニアコース」以外の生徒】
「進学(仮)」国公立大、私大 :「進学(従来イメージ)」

4. 盈進ドリーム入試

盈進中学校で夢(ドリーム)を大きく咲かせたいと願う児童に対する専願入試制度です。

  1. パイオニアコース
    • 本校入学を強く希望する人物・成績とも優れた児童。
    • 奨学金制度があります。(詳細は5をご覧下さい)
  2. チャレンジャーコース
    • 本校入学を強く希望する児童。
  3. 両コースとも、児童本人と保護者の「志望理由書」を期限内に提出していただきます。志願者(児童)を知る推薦者がある場合は、「志望理由書」の枠に明記してください。
  4. 体験模試の結果と、入試結果で総合的に判断します。
  5. 「志望理由書」出願期間
    2017年10月23日(月)~11月6日(月)(消印有効)
    ※出願は、生徒募集要項の巻末の「盈進ドリーム入試」封筒を使用してください。
    ※入学願書の出願期間は、2017年12月4日(月)~12月15日(金)です。

5.奨学金制度

同窓会が、母校の発展に寄与する目的で、盈進学園同窓会奨学金制度を設けています。経済的な支援を必要とする児童・生徒をより広く支援します。

給付型 奨学金制度3種類

1.盈進学園 同窓会奨学金 Ⅰ
選考基準 在学中、学費負担者の突然の家庭環境急変・不測の事態が起きた家庭(児童・生徒)
期間 最大6年間
金額 最大年間20万円の給付
2.盈進学園 同窓会奨学金 Ⅱ
選考基準
  1. 本校入学希望者で、人物・成績ともに優れた児童
  2. 入学試験において若干名程度選考
  3. 出願時に、所定の用紙を提出し、奨学生としてふさわしいと認められた児童
期間 原則、中学3年間
金額
  • 毎月2万円の給付(年間24万円、授業料2/3免除相当額)
3.盈進学園 同窓会奨学金 Ⅲ(盈進ドリーム奨学金)
選考基準
  1. パイオニアコースの専願児童
  2. 本校入学を強く希望する人物・成績ともに優れた児童
  3. 体験模試の結果と、入試結果で総合的に判断
期間 原則、中学3年間
金額
  1. 毎月1万円の給付(年間12万円、授業料1/3免除相当額)
  2. 入学金(10万円)免除

おわりに

最も大切なことは、「ゆっくりと」「時間をかけて」生徒自らが「学びたい」「知りたい」と心底思うようになることです。そのためには、盈進独自の教育方針で3年間という中学時代とそれに続く高校時代で「たくましく」成長させます。決して焦らず、押しつけることなく、自ら学ぶ意味や、生きる意味を考える手助けができること。それが私学盈進の役割であり、私たち教職員の役割でもあります。

6年間、どこにもない約600メートルの盈進坂を登り、下りして培われた体力と、いじめ撲滅宣言である「e-スマイル宣言」を毎日唱和し、ひとの痛みと弱者の気持ちが分かる生徒を確実に育てています。それをベースにして「社会適応力」と揺るぎない「学力向上」に向かう生徒を全力で支援します。

盈進は、すべての生徒を大切にします。

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