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4年(高1)西本直史君が全国選抜で中国へ

2019年09月27日

●盈進中学校「読書科」修了論文の最優秀賞がきっかけ
 中学3年時、読書科の「修了論文」にて最優秀賞を受賞した現4年(高校1年)西本直史君が、「清華大学(中国)短期留学」(主催:東進)に全国から選抜され、2019年夏、貴重なGlobal体験をしました。

●最優秀論文「X線による防災の可能性」が選抜の「思考」の基礎に
「清華大学短期留学」の選抜は2段階で行われました。第1段階は書類選考。「自分の夢・志」(自分がこれからどのような社会貢献をするか)というテーマに、西本君は、修了論文で取り組んだ「X線による防災の可能性」を要約して提出し、第1次通過。東京で行われた第2次選考(ディスカッション)も見事に通過して、全国30人に選抜されました。応援・支援をいただいた草浦先生(東進神辺校)をはじめ、サポートしてくださった方々に心から感謝申し上げます。

●大きな学びと自信。そして知の広がり(西本君の感想文)
今回、私は、次のような貴重な学びを得ることができた。
一つは、「言語化することの大切さ」。考えを深める方法を学び、志を強くもつことができたと思う。短期留学中、毎晩、自分の志についてディスカッションを行った。その中で,自分の中にはあるが、言葉になっていない考えを言葉にして表現したり(言語化)、簡潔に自分の考えを伝えたり(エレベータートーク)、自分の考えのベースになるものは何か等、筋道を整理して書きながら考えたり(フィッシュボーン型)することで、自分の志を強くもつことができた。また、相手の考えを広げたり深めたりすることができるような聞き方や質問の仕方(コーチング,オープンクエスチョン)が大切だということも学んだ。
二つ目は、「多様な人との関わりを通して刺激を受けた」こと。特に外国の人の考え方を知ったこと。また、日本全国のいろんな地域から集まった高校生(灘高校や開成高校の生徒もいた)と話ができたことで、深い刺激を得た。
特に、清華大学の大学生とのシンポジウムでは、広島出身と伝えると核兵器の話題になった。核兵器を使うのはよくないが、持っておくこと(核保有)は問題なく、「持っておくべきだ」という意見の人もいた。被爆地・広島に生まれ育った私は、「核廃絶」という前提が当然のことと感じていたので驚いた。もっと幅広く、他者の意見を聞き、多様性を前提として、思考を深め、自分の意見を主張できるようになりたいと思った。
三つ目は、「もっと海外の人とコミュニケーションがとれるようになりたい」という気持ちから、中国語への関心をもったこと。中国語を習う中で、日本語にはある敬語や謝る言葉はあまり使わないなど、文化の違いを感じることが多々あると知り、多言語に深く興味を抱いた。帰国してから、少しずつだが、独学で中国語の勉強を始めた。世界で英語を使う人は23億人、中国語は14億人なので、英語と中国語を話せたら、世界の約半分の人と話すことができることになる。GDPも1位はアメリカ、2位は中国。英語はもちろん、多言語を習得して、もっとGlobalに自分の視野を広げ、世界を舞台に活躍して、人々の幸せのために貢献したいと思うようになった。

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