2025年07月25日
7月9日(水)「ホンモノ講座」は、『「本」がわたしに教えてくれたこと』と題して、兵庫県にあった小林書店の元店主小林由美子さんにお越しいただきました。
小林さんとの交流は、本校の読書部が、小林さんをモデルとした本『仕事で大切なことはすべて尼崎の小さな本屋で学んだ』(ポプラ社)を読み、手紙を出したことがきっかけで始まりました。これまでに2回、本校を訪問されています。
今回の「ホンモノ講座」での小林さんのお話は「生きていくうえで大切にすべきこと」のヒントにあふれていました。
資金がない中で書店を開業された当時のご苦労や、書店で出会ったお客さんとの間に生まれた交流、阪神淡路大震災で被災された際のエピソード等、特に経営や販売業に興味を持っている生徒にとっては示唆に富む話を、まさにあふれるように次々と語っていただきました。
また、本をこよなく愛する小林さんの思いが、語られる言葉の端々から伝わってきました。
「読むことは知ること。書くことは考えること。人の話を聞くことも知ること。本を読むのは人を愛すること。」という読書への姿勢、交流のある作家の方とのやりとり、本を通じて広がり続けている人との縁の話は、読書が人生を豊かにしてくれるよ、という小林さんから生徒への熱いメッセージでした。
全体講演に続いて行われた座談会では、小林さんと直接話がしたいという生徒が多く参加しました。
「盈進の生徒さんにお話しできるのが本当に楽しみだった。講演の「質問コーナー」で、今回のようにたくさんの手があがったことはない」と喜ばれていました。
今後も、小林さんとのご縁を大切にしていきます。