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「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」追悼記念式典に参加

2023年01月30日

1月27日、この日は2005年に国連によって定められた「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」(1945年にアウシュヴィッツ絶滅収容所が解放された記念日)でした。

ホロコースト記念館で行われた追悼記念式典では、昨年4月に本校へ来校されたギラッド・コーヘン駐日イスラエル大使、前日の26日に来校されたオーレリウス・ジーカス駐日リトアニア大使、10月に来校されたリチャード・メイ・ジュニア在大阪・神戸米国総領事とも再会することができました。また、ラーム・エマニュエル駐日アメリカ大使、パヴェウ・ミルフスキ駐日ポーランド大使、マルティン・エバーツ大阪・神戸ドイツ総領事も参列され、平和な世界の実現のためにそれぞれが世界へメッセージを発信されました。湯崎英彦広島県知事、中本隆志広島県議会議長、枝廣直幹福山市長、金子政則八百津町長、リトアニア大使と共に本校に来校され、熱いメッセージを送って頂いた小丸成洋在福山リトアニア名誉総領事(福山通運株式会社代表取締役・福山商工会議所会頭)も参加されていました。

こうした歴史的な場に本校の生徒6名(6年生:伊藤咲夢(さくら)さん・延 泰世さん・長谷川てまりさん・塩川愛さん、3年生:原田栞里さん・川原愛梨さんも参加、エントランスで参列する方々を出迎え、2階展示室でそれぞれが展示の説明と自分の思いを英語で力強く伝えました。また塩川さんと伊藤さんは司会として、ホールでの各国代表の紹介を担当しました。

 

各展示説明の場で各国代表に向けて6名がメッセージを英語で堂々と伝えました。(以下、概略)

伊藤さん:Even now, there are wars and other conflicts. We must do something to try and stop them. At the same time, we have a responsibility to tell this history to the next generation.
(現代でも戦争・紛争が絶えません。止めるためにも何かをしなければなりません。同時に、このホロコーストの歴史を次世代に伝えていく責任もあるのです)

原田さん:We all have equality, we have human rights but still our rights can be deprived so easily. We must respect each others.

(私たちはすべて等しく、人権があります。しかし、人権はいとも簡単に奪われてしまう。すべての個人を尊重しなければなりません。)

延さん:I think it is very important for us to see these real things in order to imagine what actually happened. We must keep learning from the past and try to create better future.

(実際に何が起こっていたのか、実物を見て、想像してみることがとても大切です。過去から学び続け、より良い未来を創造していこうとすることが必要です。)

長谷川さん:I still can’t believe that such a terrible thing happened even to children. Nobody should deprive their dreams or lives.  Children are our best hope for our own future.

(このような悲惨なことが子供たちにまで起こっていたとは、未だに信じられません。誰一人として子供たちの夢を、人生を奪うことなんてできないはずです。子供たちは私たちの未来への希望です。)

塩川さん:I’m around her age and if I were her, I don’t think I could endure such a situation.

However, she still had her dreams and never gave up the will to live. We must think seriously about what we can do in our daily lives.

(私はアンネに近い年齢です。もし私だったらこのような状況には耐えられません。それでも、彼女は夢と生きようとする強い意志を持ち続け、決してあきらめませんでした。私たちは日々の暮らしの中で、何ができるかを真剣に考えて行かなければなりません。)

川原さん:Now, we learn a lot about Mr. Chiune Sugihara and we respect him and his courage.

It’s time for us to think and to act as people who can contribute to world peace.

 

式典後の記者会見では、コーヘン イスラエル大使やジーカス リトアニア大使が、ホロコースト記念館でのガイドおよび来校時での生徒たちとの交流も含め、非常に感銘を受けられ、「子供たちに未来の希望を見ることができる」と述べられました。(その記者会見の様子はhttps://youtu.be/jfajCQ6QZTAで視聴できます)

 

また各メディアでも配信されています。(以下参照)是非、ご覧ください。

NHK https://www3.nhk.or.jp/…/hiros…/20230127/4000021097.html

ホロコースト記念館フェースブックhttps://www.facebook.com/hecjpn

 

To be a person who contributes to world peace.

「世界平和に貢献する人となるために」

この日ホロコースト記念館に集ったすべての人々と共に世界へメッセージを発信し続けます。

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