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外務省 青少年国連視察団 活動報告

2015年06月05日

第54回「国際理解・国際協力のための全国中学生作文コンテスト」(主催:外務省 他)で外務大臣賞(全国1位)を受賞した高1(4年)の高橋和(たかはしあい)さん(当時は中3)。副賞で、外務省から「奥・井ノ上記念青少年国連視察団」として東京の外務省での視察やニューヨーク国際連合本部の視察、国連関係者との懇談等に参加しました。期間は2015年3月22日(日)~3月28日(土)でした。

高橋さんの報告(抜粋)をお届けします。
高橋さんの受賞作文テーマは、「東日本大震災の経験を踏まえ日本が国連で果たすべき役割 ~防災・減災教育の開発を~」でした。

国連派遣から学んだこと ~私の夢~

盈進高等学校1年 高橋 和(たかはし あい)

私は、かけがえのない人との出会いを胸に、ニューヨーク国連本部を訪れた。私にこの機会をくださった最も大きな存在は、東日本大震災の大津波で最愛の夫を失った宮城県女川の遠藤和美さんだ。私は、彼女から直接、被災地でうかがった教育の大切さが忘れられず、作文に記した。だから、私は、遠藤さんに国連に連れて行っていただいた、そして、世界の大きさを教えていただいたと思っている。また、そうであるが故に、遠藤さんら被災者の方々の存在と切実な声を多くの人に伝えることが私の使命だと思っている。
今回、これまでの自分がいかに小さな世界にいたかを思い知らされた。ここ国連で世界が動いている。そう思ったとき、「もう誰にも自分と同じ思いをさせてはならない」という遠藤さんを含む被災者の方々の思いに、日本と私は、それに応える責任があると感じた。

UNDPや国連広報センターで貧困や紛争と戦いながら生きている子どもたちのことを学んだ。今まで、どこか遠い世界の話だと思っていたことが、自分に迫ってきた。難民支援に取り組んでこられた根本かおるさんが「彼らは自分にとって支援の対象ではなく、人生を教えてくれる師だった」とおっしゃった。鳥肌が立つほど感動し、私にとっては遠藤さんも同じ大切な存在なのだと誇りに思った。

最も印象的だったことは、お話してくださった外務省や国連職員の方々が、自分の仕事に生きがいと誇りを持っているということだ。しかも、終始笑顔で、内容もとてもわかりやすく、みなさん、とても輝いていた。私もそうなりたいと思った。

人生最初の海外旅行でもあった。語学の大切さを痛感した。自分の英語は世界で通用しないことを思い知った。語学は相手を尊重し、相手を理解するための大切なツールだと実感した。もっと勉強し、自分の世界を広げる。

かけがえのない出会いのお陰で外務省や国連へ。出会った方々に感謝し、日本や世界のために一歩踏み出せる人間になりたい。

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